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至福の一日 (長文)






水曜日は母のお店の定休日。それに合わせて私は久しぶりに一日オフにしました。
どうしても一緒に足を運びたいところがあったのです。


今から二十年と少し前、両親は須坂市豊丘の山の中に古民家を借りていました(本宅とは別に)。
最初の目的は家族の遊び場だったと思いますが、そのうちに私が所属するフォルクローレグループの合宿所としても使用するようになりました。この家で何度仲間と合宿をし、たくさん練習をしたことでしょう。当時のことが今でも鮮明に思い出されます。

しかし母がパン屋を始める(現在は自然食カフェ)にあたり、家を手放すことになりました。
次に借り手になった人は誰かというと、母のドイツ人の友人でした。
それから何年後に、古民家は庵(禅宗のお寺)に生まれ変わりました。友人はそこの尼僧さんになりました。
豊楽庵と言います。そして尼僧のお名前は高津慧親ドロテーさんといいます。
つい先日TV番組で特番として取り上げられたばかりです。もしかしたらご覧になった方がいるかもしれませんね。

禅宗は「簡素」の心を教えますから、庵が清々しさを感じるほど整えられているのは当然なのかもしれませんが、
随所に見られる、日本人以上に和のものを上手に活かすセンスは、さすがドイツ人だなと思いました。

※クミコさん、ドロテーさんをご存知ですか?







2人の息子さんはダンサーです。今度ケーナとコラボしない?なんてユニークなアイディアもドロテーさんから飛び出しました。

2時間ほど庵で楽しい時間を過ごし山を下りました。
今度ここに来るのはいつになるかなぁ。でももう今までのようなことはないでしょう。
きっかけができましたから、次回は気軽に来れそうです。




ランチは須坂市の市街地にあるカフェに行きました。
母が須坂に来た時は良くランチに立ち寄るとか。パン屋をやっていた頃は、このカフェのパンも作っていたそうです。



私にとっても思い出深い場所です。
今から19年前に、ここを貸切にしてあるパーティーをしました。
その時に当時音遊び仲間のアルガさん、Tちゃん、Wちゃんも駆けつけてきてくれて・・・・
一緒に演奏をした記憶があります。アルガさん覚えているかなぁ。
写真あるかもしれません。見つけたらアップしますね。^^


ここのシェフ&オーナーは、私の弟の同級生。
当然私が子どもの時から彼を知っていました。相変わらずひょうきんなお兄さんで、私は笑いっぱなしでした。
奥さんがスマップの大ファンということで、(お客さんがいないのを見計らい)ケーナでスマップの曲を即興演奏したところ、
涙を流しながら聴いてくださいました。そうそう、あと二ヶ月で解散ですものね・・・

オーナーともここでライブができたらいいね!という話をしました。







次に母が案内してくれたところはクラシックギターの専門店!
私が生まれ育った家のすぐ近くです。母はオーナーと知人ですが、私は初顔合わせでした。
ギターの販売店と思いきや、高級ギターを体験する場所というのが正解のようです。隣には20畳の音楽ホールもあります。
高級ギターもそんじょそこらの(笑)ものではなく、ドイツ・ハウザー〇百万円、フランス・ブーシェの〇千万円等々のギターが展示されています。試奏できますが入門・初級者はお断りだそうです。私はまったくダメですね(笑)。ある程度キャリアある方でも最初に、(安い)ギターを弾いてもらい、そのレベルによっては試奏をお断りする場合もあるそうです。

ギターの試奏はできませんでしたが(笑)、オーナーのギターはいろいろ聴かせていただきました。
メーカーによって全く音色が異なるのはとても興味深いです。
チェンバロも弾かせていただきました。お亡くなりになった奥様の形見だそうです。
つかのまの優雅な時間でした。

ケーナとギターで何かやってみない?とオーナーに提案され、初見でクラシックは自信がなかったので、
演歌ぐらいなら・・・と言うと、さっと楽譜がでてきて・・・汗
津軽海峡冬景色と、北の宿からを即興で演奏しました。私たちの他にもお客様がいましたが、
とてもこの場で突然合わせたとは思えないコンビネーション!と、お褒めの言葉を頂戴しました。

その後今度は、隣のホールで音出してみない?と誘われ、ホールで音遊び。
これがまた木をふんだんに生かした響きのよいホールで、思わず一目惚れしてしまいました。キャパは50名だそうで、天井が高くシックな教会のようでした。
そこで再び先ほどの曲を、今度はコンサート気分で演奏をしてみました。その様子を母に動画で撮ってもらいました。

実はこのホール、あまり大きな声では言えないのですが(新聞や雑誌等で告知せず口コミだけらしい)、
一流のアーティストがここでコンサートをしているのです。
ギターで言えば、福田進一氏 荘村清志氏 鈴木大介氏等・・・
つい先日はSBCの武田徹氏のハーモニカと語りのライブがあったそうです。
何でもギタリストさんはここにお泊りを兼ねてコンサートをするのだとか。お宝のギターを試奏するのも楽しみにされているそうです。





私もこんなステキなホールでコンサートしてみたいなぁ・・・と、恐る恐るオーナーさんにお話ししたところ、
もちろんいいですよ。相談してくださいね・・と。
快いお返事に拍子抜けしてしまいました。今から温めておこうと思います。
また時々母を誘って音遊びに伺おうと思います。




今日は本当に幸せな一日でした。母の人脈の広さとフットワークの軽さに、思わず尊敬の念を抱きました。
そして嬉しいことに、どこへ行っても「堀みゆき=ケーナ」でつながるという事実。

私がケーナを始めたのは中学生でした。その当時はここまでケーナを続けていることなど全く想像できませんでした。
でももうここまで来たら、一生ケーナを吹き続けるでしょう。
ケーナに出会うきっかけを与えてくれた父、それをずっと温かく見守り応援してくれた母、今の私がいるのはそれらのベースがあったから。
約二十年ぶりに私の生まれ育った地を母と訪れて、あらためて両親や家族、友人、知人に感謝の思いを持ちました。
そして自分の目標とする音、道に向かってこれからも精進し続けていこうと、自身自身に強く誓いました。





















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